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Bram失脚はデマ?:Bram Cohen、BitTorrentStoreの詳細を語る

Bram Cohenが過去の人になるというニュースが飛び交いましたが、どうやらガセの模様。BT社のスポークスマンもBram失脚説を否定してるみたいだし。まぁどうなるかはわかりませんが。この記事は、BitTorrent社のCEOとしてBramが自らの失脚説をタブロイド記事だと軽く切って捨てた後、BitTorrentStoreの詳細について語っているよというお話。Bramによると、どうやらBTStoreではseedしてもダウンロードが早くなる以上の特典はつかない模様。それがメリットに感じられる人ならいいかもしれないけれど、違法ファイル共有ユーザを引っ張り込もうって時に、それで良いのかなとも思うわけです。

原典:Wired News
原題:Bram Cohen on BitTorrent’s Future
筆者:Michael Calore
日付:December 4, 2006
URL:http://www.wired.com/news/technology/internet/0,72222-0.html

優秀なプログラマであるBram Cohenは、彼がBitTorrentを去るという噂を否定した。そして彼は、オンラインビデオダウンロードサービスへの道を会社が歩み始めたことで、これまで以上に忙しいという。

e-mailによる独占インタビューの中で、Cohenは彼が失脚という噂について応え、-BitTorentの今後のビデオ配信プラットフォームに関する新たな詳細について言及する。

先週、BitTorrentのCEOであり共同創設者のCohenが辞めるのではないかという噂が流れた。しかし、「それは全く持って真実ではありません。」とBitTorrent社の広報責任者Lily Linは言っている。「Bramはかならずここにいます、ここにいてとどまっています。」

実際、BitTorrentはこれまで以上に速く拡大しているようである。Monkey Bites Blogで報告されているように、CohenのSan Franciscoの会社は20th Century Fox, MTV Networks, G4, Palm Pictures, Paramount Picturesを含む複数のメジャーな映画、テレビスタジオとの配信パートナシップを築いている。2006年5月、BitTorrentは映画とテレビ番組をオンライン配信するため、Warner Bros.と提携した。

同社はまた、先週、ビデオストアを現実に開始することで、Accel PartnersとDoll Capital Managementから更に2000万ドルを資金提供を確保したと発表している。

Wired News(以下WN):まずはじめに、あなたが会社を去るという噂について、コメントしてもらえますか?

Bram Cohen(以下BC):あなたは、タブロイド紙で読んだすべてを信じているわけではないでしょう?私たちは、オフィスであの記事を見て大笑いしていましたよ。

WN:新たなサービスにおいてダウンロードされるビデオコンテンツの互換性とハードウェア必要条件に関する詳細を教えていただけますか?特別なソフトウェアプレイヤー、デジタル権利管理、クロスプラットフォーム互換性はあるのでしょうか?

BC:私たちのコンテンツパートナーの強い要望で、我々はDRM、Windows DRMを用いたコンテンツを提供し始めるでしょう。私たちは、DRMが引き起こすユーザビリティの問題を非常に心配しています。(それによって)失われる商業的な機会について、コンテンツパートナーに対して前向きに交渉しています。

WN:それでは、目下のところ、ダウンロードされるビデオコンテンツは、Windows上でのみ動作するということですか?

BC:サービス開始当初は、イエスですね。映画スタジオとテレビネットワークのコンテンツは、Windows DRMで保護されています。

WN:ユーザがBT.comからビデオコンテンツを共有するとき、ユーザが考慮しなければならないseedingの必要性はあるのでしょうか?最低限度を超えてseedする人に対して、価格破壊や、割引といったものはあるのでしょうか?

BC:私たちのソフトウェアは、ほとんど目に見えないように転送を扱っています。BitTorrentはユーザのしている他のことに干渉しないような方法で、莫大な量の転送を行っています。そして、可能な限りシンプルでフレンドリーな経験をさせます。BitTorrenrtプロトコルの設計上、より多くアップロードするユーザは、より少ないアップロードをするユーザより、より良いダウンロード率を得る傾向があるので、速いアップロード能力を持つユーザはより良いパフォーマンスを得ます。しかし、それによって自分のネット接続環境について、心配しなければならないというわけではありません(普通に使っていれば、ネット環境にあった優れたパフォーマンスを発揮するよ、ということかと)。

WN:ユーザの帯域幅や、その配信リソースを利益に変えるために利用する、というメジャーなメディア企業に警戒しているユーザの潜在的な反発については、どう思われていますか?

BC:peerによる配信は、他の手段で配信されるより、より多くのコンテンツを、より高品質で配信することを可能にします。それはエンドユーザによっての思わぬ幸運なのです。リソースがユーザに利益なしで使われているということは、エンドユーザらしくはありません。それは、彼らが望むサービスの一部であって、ユーザの一般的なwebブラウジングを邪魔しない限り、彼らの帯域幅を提供することは幸せなことなのです。他のネット接続に利用されているときには、自動的に転送率を減少させるテクノロジーを持っているので、そのときには予備の帯域幅だけが使用されます。

WN:BitTorrentが、オンラインビデオを探し、ダウンロードする人たちにとっての目的地となるのに、十分なマスマーケットとしての認知を得たと思いますか?現時点でも、その人たちはAmazon、Apple、Wal-Martかた映画を得ることができます。彼らはなぜ、BitTorrentを使うようになるのでしょうか?

BC:現在、人々が高品質のビデオを見ようと思ったら、テレビをつけるかDVDを買うでしょう。オンラインダウンロードサイトとしてのシェアマインドを得るということに関して、広く開かれた余地が存在しています。人々が欲しいと思ったものを確実に見るけることができる豊富なカタログを持っていること、シンプルで、フレンドリーなコンシュマー経験をもたらすこと、この2つの点で私たちは優れているつもりです。

WN:あなたの計画によって、メディア産業の役員たちがBitTorrentに抱いているコンセプトを振り払うことができると思いますか?つまり、BitTorrentは海賊行為のための道具だという・・・。

BC:そのような先入観の大部分は、もうすでに克服できていますよ。BitTorrentは最初から、自らのコンテンツをオープンに公表したい人たちのための、便利な汎用のツールでありましたし、多くの人たちがその実現のために、一般のコミュニティへの技術的な努力を惜しみませんでした。いくばくかの汚名がP2Pに関連したすべてのものに与えられたとき、少しのP2P技術をも用いないというオフィシャルポリシーを持った会社まで出てくるという、面白い話までありました。しかし、それが明らかに正当であるとわかったとき、システム管理者の中には内部の配布のためにこっそりとBitTorrentを使用するでしょう。

WN:他のプラットフォーム上にBitTorrentソフトウェアを実装しようという計画はありますか?Webアプリ?モバイルアプリ?ウィジェット?

BC:高品質のコンテンツを運ぶことは、すべてのプラットフォームに利益をもたらします。私たちは、Webブラウザが基本サービスとしてプレインストールされているように、それと同じレベルでBitTorrentがより多くの内臓装置にプレインストールされるよう取り組んでいます。

WN:1年後、5年後にはファイル共有はどのようになっていると思いますか?

BC:今後はすべてがよりwebベースになっていくでしょう。そして、高品質のビデオファイルや大容量のほかのファイルが、それ以外のファイルとは異なる特別な扱いを受けるということもなくなるでしょう。それらの大容量のファイルを配布することに対する現在の制限も存在しなくなります。
要約すると、
・自らの失脚説は、タブロイドであり、BitTorrent.Incのオフィスでも笑われてたよ
・BitTorrenrtStoreのコンテンツはWindows DRMを用いているので、最初のうちはWindowsオンリーだよ
・でも、それじゃユーザビリティの問題もあってユーザに嫌われるから、DRMに関してはコンテンツパートナーに交渉中だよ
・seedしても、割引などの特典はつかないよ、もともとアップロードすればするほどダウンロードが早くなるという設計だから、それだけでもみんな満足するはず
・他のコンテンツ配信、販売サービスに対しても勝算はあるよ。
・PC以外のプラットフォームにも進出を狙っているよ。webブラウザのような基本機能になるといいな。

こんなところでしょうか。Bram Cohenの失脚説に関しては、広告塔という意味もこめて、残ってもらったほうがよいと思うし、本人もスポークスマンも否定しているのだから、これ以上は詮索できないかなと。

で、BitTorrentStoreについてだけれども、seederに対する特典というのは特にはないご様子。個人的には、それでいいのかなと思うのだけれども。ダウンロードの早さに相当の自信を持っているのはわかるけど、元々が無料で(違法ではあるけれども)映画やテレビ番組を共有できていたのだから、早いというだけではあまり魅力的ではないと思う。もちろん、価格設定について言及しているわけではないので、他のサービスや現状のP2Pファイル共有と比較するのも、時期尚早かもしれないけれど、少なくともseederとしての魅力は半減以下になってしまった。これで他サービスと価格面であまり変わらないようでは、単にユーザの反発を買うだけかもしれない。少なくともユーザのリソースを使って配信コストを下げているわけだから、そのコストが浮いた分、コンテンツ企業の丸儲けというのでは、ユーザも納得しないだろう。

果たして、BitTorrentStoreはうまくいくのだろうか。以前、BitTorrentStore成功のために必要なことを考えてみたけれど、少なくともそのひとつは崩れてしまったわけで。ちょっと心配になってきた。

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