2008.04.03 Thu
OLPCプロジェクト、8GB以上のサウンドサンプルをCCライセンスで公開
バークリー音楽院、M-Audio、Degidesignなどが、100ドルPC(実際には199ドルとなったが)で知られるOLPCプロジェクトに8GB以上のサウンドエフェクト、ループ、ドラム、グルーヴ、ボイス、楽器等のサウンドサンプルを寄付した。OLPCプロジェクトではこれらをCreative Commonsライセンス(CC-BY:表示)にて提供を行っているよというお話。これはOLPCプロジェクトをサポートするという目的でもあったが、それと同時にパブリックが利用可能な膨大な量のサウンドサンプルのアーカイブともいえる。そんなわけで、今現在、OLPCがCCライセンスにて公開しているサウンドサンプルの転送量は公開と共に5TB/日を越え、かなりの負担となっているようだ。ということもあって、OLPCではBitTorrentでのダウンロードやInternet Archiveからのダウンロードも勧めている。
原典:P2P Blog
原題:OLPC project distributes 4.3 GB of samples via Mininova
著者:Janko Roettgers
日付:April 01, 2008
「サンプルは、CC BYライセンス下でリリースされています。彼らはOLPCプロジェクトを対象とした(そしてそれを促進するための)ものですが、これらをパブリックに利用可能にしたことで、単にOLPCのためだけではなく、自由に、ハイクオリティで、一般的なサンプルを欲する人々によっても、大きく貢献することになるでしょう。」
このサンプルに対する関心は非常に高い。OLPC Wikiによると、サウンドファイルが先週利用が可能になって以降、プロジェクトは1日に5TBを転送しているという。OLPCの人々は、現在よりもっとよいサーバを探しているそうだ。
それまでの間は、BitTorrentがレスキューしてくれるだろう。膨大な量のサウンドサンプルをまとめたものが、現在、Mininova、The Pirate Bayのトラッカーを通じて、4.3GBもの.torrentにて利用可能となっている。Nine Inch Nailsの『Ghosts』のときもそうだったけれど、CCライセンスでの提供ということで、その負荷を分散させることができる、というのも1つのメリットになるのかなぁと思える。もちろん、負荷を分散させたとしても、そのために収益を失うという場合にはそういったことは難しいのかもしれないが、それでもこうしたパブリックに利用してもらうために公開する、という類のものには、P2Pによる配信は非常に有効な方法だろう。
このOLPCへのサウンドサンプルの寄付に関しては、ITmediaが報じているのだけれども、それほど反応がないなぁと思っていたのだけれど、OLPCのサイトのほうにみなさんブクマをつけていたのね。ちょっと一安心。なおバークリー音楽院は、2003年にも同校の音楽レッスンの動画やMP3、PDFなどもCCライセンスで公開し、P2Pネットワークを活用した配信を行っており、文化の発展、教育に対しては非常に熱心なようだ。
「無料の教育をインターネットとファイル共有ネットワークを通して提供することは、これらのチャンネルが世界的な観客に向けて、教育コンテンツをオープン に配布する効果的な方法だとバークリー音楽院が考えているということ。さらに、これらはアーティストが自分たちの音楽をマーケティングし、配布するための 強力なプロモーションプラットフォームと成りうる」(バークリー音楽院のアソシエーツバイスプレジデントDave Kusek氏)とコメントした。
コメントもなかなかイカシている。
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