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Demonoid.com復活とファイル共有界が直面している現実

先ほど、Demonoidの管理人Deimosが引退し、新たな管理人の下で再出発する予定だよ、という記事を紹介したのだけれど、その後すぐにDemonoidが復活したよというお話。

原典:TorrentFreak
原題:Demonoid Is Back Online
著者:Ernesto
日付:April 12, 2008

昨日、我々は人気のBitTorrentトラッカーDemonoidが、新たな管理人の下で復活する予定であると報じた。現在、そのアナウンスから1日と経たずして、サイトは6ヶ月の沈黙を破り再び戻ってきた。

Demonoidのトップページに掲載された元管理人のDeimosからのメッセージは、彼がDemonoidから手を引いたことを確認している。現在、サイトは正常に機能しており、トラッカーもまた同様に機能している。ただ、これから数日の間は何度か停止を繰り返すことになるかもしれない。サイトが停止した時点でアカウントをもっていた人全てが、同じユーザ名、パスワードでログインすることができる。

人気のBitTorrentトラッカーの復活は、彼らの厳しい状況に終わりを告げることを意味するのかもしれない。Demonoidのトラブルは昨年の6月にさかのぼる。その当時オランダのアンチパイラシー組織BREINはDemonoidとそのISP(Leaseweb)に圧力を加えていた。Deimosは、オランダがかつてそうであったような安全地帯ではないと考え、数日の停止期間の後にカナダへとサイトを移行した。

Deimosは、実際に何が起こっているのかについては、サイトの管理人やメンバーに対して必ずしも説明してきたわけではない。当初、大半のメンバーは何らかのハードウェアトラブルであるのだと考えた。しかし、この数日後に、Demonoidが移転を余儀なくされていたことが明らかとなった。もちろん、ハードウェアトラブルもあったのかもしれないのだろうが、カナダに移転した、という事実は変わりようがない。

カナダへのサーバの移転によって、当初は問題が解決されたと思っていたものの、Deimosは9月末に再びDemonoidを停止することとなった。再び、我々がこの停止にCRIAが関係していると報じるでは、誰もが何が起こっているのかがわからない状況となった。CRIAの関与については後にDeimosが認めるところとなる。結局、カナダは最良の選択肢ではないということが判明した。

5日間の停止の後、サイトは復旧したものの、CRIAの攻勢を凌ごうと、Demonoidはカナダ国内からのユーザのアクセスを遮断した。当初はこれもうまくいくかと思われていたものの、11月9日、Demonoidユーザはそのサイトトップページに、同サイトの停止はCRIAのためであると説明するメッセージを目にすることとなった。

昨年の11月以降、サイトは停止状態のままであったが、現在ついにそれが動き出すときが来た。今度こそ長続きしてくれることを祈らずにはいられない。

結局のところ、Demonoidが世界を放浪することになったのは、全て著作権に絡む問題をクリアできない、というところにある。もちろんThe Pirate Bayのような連中は自身の正当性を固く信じ、戦うことを選択しているが、普通はいかないだろう(この手のBitTorrentトラッカーを立てておいて普通も何もあったもんじゃないが)。

では、Demonoidの前途は洋々かといわれると、やはり厳しいだろうなぁと思える。もちろん、これはDemonoidだけに限った話ではなくて、オンラインでの『共有』に関わる多くのサービスプロバイダーが世界中で直面している問題でもある、ということ。

ファイルシェアリングヘイブンといわれたオランダですら、著作権侵害に対する責任を求めるアンチパイラシー組織BREINによって多くのBitTorrentサイト、ISPが追求されている。もう1つの安全地帯とされているスウェーデンでもThe Pirate Bayに対する裁判が開始されようとしている(ただ、こちらはその開始が遅延されることが予測されている)。また、米国でもTorrentSpyが訴えられ、最終的には閉鎖にまで至っている。さらに、先日閉鎖することになったビデオ共有サービスStage 6も、その最も大きな理由として著作権に関わるトラブルがあるとされている。YouTubeに関しては、大規模な訴訟を起こしているのはViacomくらいなものだが、それでも多くの権利者たちから、フィルタリングの実装を要求され、その導入に至っている。ドイツではファイル共有ユーザへの訴訟が頓挫している部分もあるが、その一方でRapidShareといったファイルアップローダに対する訴訟がうまくいっている。イギリスではプライベートBitTorrentサイトOiNKの管理人が逮捕され、それと同時期にTV Linksというビデオ共有サイトに違法にアップロードされたコンテンツをカテゴライズし、エンベッドしていたサイトの管理人が逮捕されている。カナダでは上述されているようにDemonoidに対する圧力が加わっている。日本は、こうしたハブ機能を持つファイル共有やそのサービスが盛んではないためにハブに対する追求はそれほど見られてはいないが、それでもWinny開発者に対する検挙が行われ、その訴訟は終わりを見せてはいない。また、ISPに対するファイル共有のコントロールを要請するという流れも、現在のアンチパイラシー組織のトレンドでもある。

リンクを提供しているだけだ、機能を提供しているだけでホストしているわけではない、ホストしているが我々の意図しているところではない、これまではそうした建前的な部分によって守られてきたものに対しても、直接的であれ間接的だあれその建前すら切り崩そう、迂回しようとする動きが徐々に見られてきている。もちろん、そうした動き全体の是非を考えることは難しい。1つ1つのケースをそれぞれ考えていかなければならない。ただ、少なくとも今までのように曖昧なまま、なぁなぁで済まなくなるだろうということを最近は感じている。

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