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親ファイル共有的なアーティストたち:IFPI、アーティストのためにと許可を得ずに損害賠償請求

The Pirate Bayに関連する訴訟の中で、IFPIはアーティストが被った損害として250万ドルを請求しているが、そこに名を連ねるアーティストから、自分はそんなことを望んではいない、と訴訟に関わることを拒絶されているようだよというお話。元ソースが読めないので実際どのような流れになっているかはわからないが、まぁ、いつものことだなぁと思えるお話ではある。

原典:TorrentFreak
原題:Hip-Hop Artist Refuses To Stand Against The Pirate Bay
著者:enigmax
日付:April 16, 2008

IFPIがThe Pirate Bayに対する法廷闘争を後押しするために利用したスウェーデンのヒップホップアーティストは、The Pirate Bayに関連する裁判に関わることを望んでいないようだ。たとえIFPIが彼の音楽の権利を所有していないとしても、彼らは事前の協議なしに、彼のためと称してThe Pirate Bayに損害賠償を請求していた。

世界の音楽業界団体よろしく、IFPIはアーティストのプロモーションのため、アーティストの利益を保護するためとして、アーティストの代弁者であることを強調してきた。そんなIFPIに代弁されるアーティストの1人にMax Peezayがいる。彼はThe Pirate Bayに対するIFPIの訴訟において言及されたスウェーデンのヒップホップアーティストである。IFPIは、同サイトを通じてMaxの音楽がダウンロードが可能となっていることで、彼はお金を失うこととなったと主張している。

問題はIFPIスウェーデンのCEO Lars Gustafssonが、The Pirate Bayに対する裁判において、Max Peezayの名を出すことを彼に事前に尋ねていなかったという点にある。もしそうしていていたら、GustafssonはMaxの考えをよくわかったであろう。つまり、Maxは訴訟に関わりあいたくはない、ということを。

The Pirate BayのBrokepはTorrentFreakにこう述べる。「彼は親ファイル共有はんだ。彼の歌詞でそれは既に述べられている。そして、彼はIFPIを喜ばすための自分を売るようなことを望んじゃいない。そんな彼の名を、IFPIは彼に尋ねることなく無断で訴訟に使ったんだ。」

IFPIらしいこの度の越し様は、彼らがThe Pirate Bayの訴訟においてMax Peezayの名を出した際に、その詳細についてほとんど知らなかったことにも現れている。「事実、彼ら(IFPI)は彼の音楽の権利さえ所有していなかったんだ。」

SVDの報道によると、Maxが訴訟への関与を拒絶したために、IFPIはThe Pirate Bayに請求していた金額を12,000ユーロ(19,000ドルほど)減額したという。ただ残念なことに、それによっても莫大な250万ドルの請求が減ることはないだろう。

Brokepは、彼以外の親ファイル共有アーティスト全員に向けてメッセージを発している。「我々は、彼同様に率直な発言を行うアーティストたちを求めている。我々はアーティスト自ら自分のアルバムをThe Pirate Bayに提供していることを知っている。そして、我々はそれを喜ばしく思っている!我々はあなた方がこの道化芝居の中で、レーベルから搾取されることを好ましく思っていないことを知っている。だから、我々をサポートしてほしい。そのサポートを見せてほしい。The Pirate Bayだけのためではなく、あなた方のファンのためにも。それはコミュニティにとって非常に重要なメッセージとなる。」

The Pirate Bayの裁判は、それがますます加熱することで、非常に膨大なパブリシティーを生み出す。そして興味深いのは、アーティストはそのとき、この問題にどのようなスタンスをとっるのだろうかということIFPの側Iに?それともパブリックの側に?<

結局、この件で思い出したのって、 RIAAがアーティストの被った損害分だとして手に入れた賠償金を依然として分配していない、という一件。そもそも、こんな風にアバウトな請求をしているから、たとえ賠償金を手にしたところでその分配に手詰まりになるというところもあるんじゃないかと。もちろん、分配に際してはその経費等を差し引く必要があるのは理解しているが、それでもこうした適当なやり方を見ていると、それだけじゃないのだろうなと邪推してしまう。

アーティストとしても、この裁判に思うところは人それぞれだろう。もちろん、IFPIの方針に賛同するアーティストがいることも疑いない。しかし、Brokepのいうように、違法ファイル共有に対しても共感的なアーティストも存在する。それがこのMaxだというわけではないかもしれないが、それでも先日公表されたスウェーデンのアーティストに対する調査でも、ファイル共有に親和的なアーティストが少なからずいることも推測される。

この調査に関連した記事は以前に訳していたんだけど、 違法ファイル共有はプロモーション足りえるのか、ということを考えながら書いていたら、未だに公開できずにいたので、ここに紹介する(違法ファイル共有はプロモーション足りえるのか、ということについてはいずれ別の機会に)。

原典:TorrentFreak
原題:Swedish Artists Want to Legalize Filesharing
著者:Ernesto
日付:April 01, 2008

スウェーデンのミュージシャンを対象に行われた最近の調査では、アーティストの38%がファイル共有は合法化されるべきだと考えていることが示された。アーティストたちは、P2Pネットワークで彼らの作品を共有されることが、プロモーションになると主張している。特に、そのキャリアの初期の段階では。

Sydsvenskanによって行われた調査によると、年齢による差異が顕著に現れている。ファイルが存在する何年も前から活動を続けてきた年配のアーティストは、それらをより批判的に捉え、彼らの収益を増大させるものではなく、セールスの80%を奪っていると述べている。

一方、ファイル共有の時代を通過してきたより若いアーティストたちは、よりポジティブに捉え、それらが実際に彼らのキャリアを助けるものだと考えている。あるアーティストはこう答えている。「今の私にとって、ファイル共有はポジティブなもので、よいPRとなっています。ただ、もし私がもっと売れていたら、それがネガティブな影響を私に与えていると信じているでしょう。」

年配のアーティストの中にも、ファイル共有が利益をもたらすと考える人もいる。彼はこう述べている。「ファイル共有はプロモーションの手段として、新たな作品を公開するものとしてみることが出来る。」

スウェーデンのアーティストのうち、あるバンドは確かにファイル共有から利益を得ている。それはスウェーデンのグラムロックバンド"Lamont"。バンドは昨年、The Pirate Bayのトップページでフィーチャーされた。それは成功を収め、24時間とかからずに、100,000人以上が彼らのアルバムをダウンロードした。それは他のアーティストが夢でしか見れないような数字だ。

その際Brokepは、The Pirate Bayは自らの音楽を共有しようとするバンドを支持したいとTorrentFreakに語っている。実際、その少し後、The Pirate BayはFamilijenをサポートした。そしてバンドはグラミー賞を受賞した。

もちろん、これらの2つの例は極端なものかもしれない。しかし、The Pirate Bayに関わらず、大半のアーティストが実際にファイル共有から利益を得ていると言うに足る十分な証拠が示されている。

調査は更に、レコードレーベルにとってショッキングなことまで示している。59%にも及ぶ大半のアーティストたちが、実際に彼ら自身、著作権で保護された楽曲をダウンロードしたことを認めているのである。

およそ半数の回答者はファイル共有に対する好ましい意見を述べているが、58%のアーティストはそれでも著作権で保護された楽曲を共有していることは違法でなければならない、と考えている。

あるアーティストは海賊行為への取締りを求めている。曰く「もっと厳罰化され、より容易にファイル共有ユーザを捕まえることが出来るようになればよいと考えています。全てのミュージシャンは議会へ行き、政治家たちにそれを訴えるべきだと思います。」

調査は、大多数の回答者がレコード会社に対して怒っていることを示している。ミュージシャンの一人はこう述べている。「50年の間、レコード会社はアーティストから利益を引き剥がし、出来るだけを多くのお金を手にすることを唯一の目的としてきました。それが今更になって、突如アーティストのための利益団体であるかのように振舞っています。それは真実ではありません。」

もちろん、公にできない声もあるだろう。特にキャリアの初期の段階にあれば、インディペンデントでなければ、レーベルに逆らうことも難しいだろう。それでも、こうした意見もある、ということを考えるのは重要なことだ。

だからといって、私は違法ファイル共有いいじゃない!役に立ってるんだよ!などというつもりはない。少なくとも、違法ファイル共有にメリットが存在するのであれば、それを合法的に生かす方法を模索するべきだと考えている。コンテンツプロバイダに対しては、ユーザサイドを追い詰めるだけでは、望む方向には振り向いてはくれないよ、少なくとも彼らが望む方向を指し示してあげなければ、と思うし、違法ファイル共有ユーザに対しては、違法ファイル共有という行為は違法行為であるのだから、そんな不安定なものが続くわけもない、いずれ終わりを告げる前に新たな道を模索しないといけないよ、と思う。

コンテンツプロバイダ、サービスプロバイダ、アーティスト、クリエイター、そしてユーザ、コンテンツに関わる多様な人々がそれぞれに満足できる環境が整ってこそ、オンラインコンテンツデリバリーサービス、ビジネスが成熟してくるのではないかなと考えている。未だに不毛な争いは続いているし、これからもそれは続くだろう。しかし、そうした中でも徐々にではあるが、望ましいオンラインコンテンツデリバリー、コンテンツビジネスの形を模索する動きも見られている。私はユーザとして、そういったサービスを応援したいと思っている。

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