P2Pとかその辺のお話

WinMXとかWinnyとか、日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。

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私的録音録画補償金とDRMと音楽産業と

以前に書いた「私的録音録画補償金:「制度で決められているから正しいのだ」という意見と「その制度は正しいのか?」という疑問と 」というエントリの続きです。

さて、前回のエントリの要約、というか私が主張したかったこととしては、私的録音録画によって損害は生じ得ない、にもかかわらず、それは制度として確立してしまったがゆえに、「利益」を生んでいることが、業界団体を強情なまでに補償金ありきの議論を行わせているという状況を生み出している、というところ。

で、最近の議論を見てみるとこんな感じ。まぁ、紹介しなくても見ている人のほうが多そうだけど一応ね。

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DRM考:DRMは「誰がリスナーを支配するか」を決めるだけのツール

Digital Rights Management: The Problem of Expanding Ownership Rights (Chandos Information Professional)

コンテンツ配信において、DRMは常に産業内に論争を巻き起こし、そしてユーザからの非難を浴びる。しかし、それが改善される兆しはなかなかない。確かに、Steve Jobsは現行のDRMスキームを批判し、それによって多くの人々に賞賛を浴びている。しかし、彼自身が現行のDRMスキームの勝者であり、見方によっては現行DRMの守護者にも映る。結局は、Steve Jobsも音楽産業も、DRMスキームの中で如何にしてユーザを支配するかを決める、ビッグブラザー争いをしているだけに思える。どちらが勝っても、ユーザに利益はもたらされない。以下に、DRMスキームによって奪われている、私たちの利益を取り戻さんとする活動を紹介しよう。見様によっては、効果のないアジテーションにしか映らないかもしれない。しかし、私はそこに意味を見出す。たとえ、制御ができないとしても、人々には力があるのだ。それが結果論だとしてもね。

原典:Defective By Design.org
原題:The harm being caused by DRM, and those with their heads In the sand
日付:July 20, 2007
URL:http://www.defectivebydesign.org/actions/media_execs_
have_their_heads_sand

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TorrentFreak:アンチDRM Tシャツコンテスト、最優秀作品決定!

以前にもご紹介したTorrentFreak主催のアンチDRMTシャツデザインコンテスト、その最優秀作品がついに決定したよというお話。私が投票したデザインは選に漏れたものの、それでも非常に素晴らしいデザインが優秀作品として選出されている。

原典:TorrentFreak
原題:Anti-DRM T-Shirt Design Contest: The Winners are…
著者:Ernesto
日付:July 10, 2007
URL:http://torrentfreak.com/anti-drm-t-shirt-design-contest-the-winners-are/

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アンチDRM Tシャツコンテンスト投票開始

以前にご紹介した、TorrentFreakBeautiful Crimeが主催するアンチDRM Tシャツデザインコンテストがエントリを締め切って、投票を開始したよ、というお話。まぁ、それだけなのだけれども、もっとも投票を集めたデザインは、15ドルで発売される予定。

原典:TorrentFreak
原題:Anti-DRM T−Shirt Designs: Vote Now
著者:Ernesto
日付: June 04, 2007
URL:http://torrentfreak.com/anti-drm-t-shirt-designs-vote-now/

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DRMフリーへの流れがAppleのDRMによるiPod/iTunes支配を延命する?

Apple Steve Jobsがデジタル音楽配信業界にDRMフリーの流れを起こしたと考えている人も多いが、個人的には逆の考えを持っている。ただ、ともすると電波チックな妄想なので、あくまでも以下のお話は私の妄想であることをご了承くださいな。

前のエントリで予告したとおり、Steve JobsがDRMフリーを唱導しつつ、いかにしてDRMによるデバイス/ストア体制を維持していくことを考えているか、というお話。結局のところ、DRMによって最大の利益を得たのはAppleであり、最大の損失を被ったのはユーザである。以前、Steve Jobsが発表した「Thoughts on Music」という声明を見たときから、なぜ彼は自らのデバイス/ストア体制の根幹であるDRM不要論を言い出したのかが疑問であった。もちろんその時点で既に、AppleによるDRMを利用した独占状態が相当非難され、訴訟や立法の問題にまでなっていたが、DRMフリーという選択だけが唯一の選択肢だったわけではない。DRMフリー以外にも、FairPlaywを公開し相互互換性(interoperability)による解決、Open DRMというコンセンサスによる解決があったのだが、彼の選んだのはDRMフリーだった。少なくとも、いずれかの道を選択し、オープンにせざるを得ない状況が待っているのだ。

私はそこにAppleの狡猾さがあるなぁと思う。DRM不要論を叫び、実際にEMIとのDRMフリーでの提携を結んだことで、彼はDRMによるデバイス/ストア支配の批判から逃れることができる。私はDRMフリーを望んでいる、FairPlayをいつだって解除する用意がある、でもそれはコンテンツプロバイダ次第だ、ということになる。そしてAmazonがEMIと提携するに至って、完全にDRM問題はコンテンツプロバイダがDRMを解除するか否かという問題になった。そこでの選択肢には、Open DRMも互換性もない。DRMed or DRM-Free、それだけ。

しかし、私が狡猾だと思うのはそこではない。そしてここからが私の妄想。これまで頑なにDRMによる保護を求めてきたEMIを除く他のメジャーレーベルがいつDRM解除に踏み切るかということを考えてみて欲しい。そして、それが達成されるまで、Appleは大手を振ってFairPlayによる独占を維持することができるということも。たとえOpen DRMや互換性を求められたとしても、DRMを維持すること自体に反対するというスタンスを持ってすれば、いかようにでも体裁を整えられる。

そんなわけで、結局のところはDRMフリーへの道は、DRMによる支配体制の時間稼ぎを最大にする、という側面もあるのではないかと考えているわけです。ただ、DRMフリーの流れは望ましいことであり、そうなっていって欲しいとも思う。いくら批判的に見ても、Appleの選択が間違いだということができないのが、Appleの本当に狡猾なところかなぁと思ってみたり。

以下は、このように思うまでの経緯を書き綴ってみた(むしろ、以下の分を先に書いたわけだが)。時間がある人には読んでいただきいな。

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Amazon、DRMフリーの音楽配信サービスを2007年中にローンチ、EMIとも提携

Amazon 米国Amazonは、12,000社以上のレコード会社と提携し、DRMフリーのMP3フォーマットでの音楽配信を2007年中に開始するとアナウンスしたよ、というお話。そのレコード会社の中には先日、Appleとの提携を発表したEMIも含まれており、EMIがデジタル音楽配信を行っているコンテンツの全てが提供されることになる。また、EMIはApple、Amazonだけではなく、フランスのVirginMegaや、TelenorやMusicbrigade、Aspiroをはじめとする北欧のオンライン小売業者やモバイル通信事業者との提携も発表しており、EMI買収が噂される中、精力的にデジタル市場での生き残りをはかっているようだ。

原典:CNET Japan
原題:アマゾン、DRMフリーの楽曲を販売へ
著者:Dawn Kawamoto 翻訳校正:CNET Japan編集部
日付:2007/05/17
URL:http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20348966,00.htm

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当社のすぐれたDRM技術を利用しないMSやAppleはDMCA違反だッ!

MRT.jpgMedia Rights Technologiesという企業が、同社の自称すぐれたDRM技術を採用しないMicrosoft、Apple、Adobe、RealNetworksはDCMA違反だ、として警告状を送付しているよ、というお話。一見すると、なんで私の良さがわからないのよ!といってストーカーをする電波な人のようですが、実際に電波な感じが強い。つか、DMCAを持ち出せば何でもできると思うなよと思うわけです。もちろん、多くの人はこれを馬鹿げた売名行為とあきれている模様。

原典:CNET Japan
原題:アップルやMSらにDMCA違反で警告状--米リッピング防止技術企業
著者:Anne Broache(CNET News.com) 翻訳校正:CNET Japan編集部
日付:2007/05/14
URL:http://japan.cnet.com/news/tech/story/
0,2000056025,20348684,00.htm

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YouTube不当削除問題:ユリゲラー、著作権法を濫用した言論弾圧を行ったとしてEFFに訴えられる

スプーン曲げで一世を風靡したユリゲラーが、YouTubeにアップロードした自身の出演するビデオを用いた超能力検証ビデオの削除を求めたことで、EFFから著作権法の濫用であり、適切な批評すら禁止しようとする言論の自由の侵害だとして訴訟を起こされているよ、というお話。このビデオが超能力に対する批判的なものであると思われることを考えると、このようなビデオ自体が自身のパフォーマンスに対して不都合なものとなる。それを考えるとEFFやビデオの製作者たちの主張は非常に納得できる。もし、それ以外の理由からの削除申し立てであったとしても、上記のようなことが容易に推測される以上、もう少し思慮深くあるべきであっただろう。

原典:ITmedia News
原題:ユリ・ゲラー氏、「著作権法を曲げた」と訴えられる
著者:ITmedia
日付:2007年05月09日
URL:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0705/09/news090.html

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