P2Pとかその辺のお話

WinMXとかWinnyとか、日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。

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英国調査:若者たちは音楽を、そして合法ファイル共有サービスを強く求める

原典:TorrentFreak
原題:Survey Shows Huge Demand for Legal P2P
著者:Ernesto
日付:June 16, 2008

先日公表された、今日の若者たちの音楽消費習慣についての調査は、その大半が違法に音楽をダウンロードしたこと示している。しかし、音楽はこれまで以上に人気があり、回答者の80%が、もし合法的なファイル共有サービスが利用できれば、そのサービスに支払いをするだろうということが示されている。

British Music Rightsによって行われた英国773名の14-24歳の若者を対象とした調査は非常に興味深いものであった。これは若者の音楽消費習慣についての調査であり、その結果からは、彼らの大半が、適当な「合法的」ファイル共有サービスに対して料金を支払うこともやぶさかではない、ということが示されている。

テクノロジーは、誰しもが音楽を楽しみ、共有することを容易にした。インターネットは、人々が音楽と相互作用する方法を変えた。OiNKのようなサイトは、これまで製作されてきたほとんどすべての音楽を、発見し、共有することを容易にした。last.fmのようなサービスは、新たなアーティストを発見し、ファン同士の交流を容易にした。

音楽は、今日の若者にとって、これまで以上に人気があるのかもしれない。実際、調査は最近の大半の若い世代がMP3プレイヤーを所有していることを示している。さらに、14-17歳の間では93%にまで至っている。また、無人島に3つまで持っていくことができるとしたら何を持っていく?という質問に対しては、73%の回答者が音楽コレクションを選択していた。

そのほとんどの回答者にとって(研究によると63%、回答者のほぼ2/3である)、これらの音楽コレクションは違法に入手したものであり、その音楽のダウンロードにはファイル共有サービスが用いられている。平均的なユーザでは、1か月に53曲の楽曲がダウンロードされている。ただ、ヘビーダウンローダとなると、1か月に最高で5,000曲というユーザもいるという。

平均的なユーザのMP3コレクションは1,770曲であった。ただ、その数75,000曲というヘビーなユーザも一部には存在する。音楽コレクションの平均的なサイズは年齢層間での差異は見られなかったものの、違法に入手した楽曲 vs. 合法的に購入した楽曲の割合は年齢層によって大きく異なった。14-17歳の若い世代の回答者は、彼らのコレクションの60%以上が違法に入手された音楽であるとしている。一方、25歳以上の年齢層では13%であった。

また調査では、合法的な有料ファイル共有サービスへの関心についても調査されている。すべての参加者のうち、73%がそのようなサービスに興味を示しており、さらに既にファイル共有サービスを利用する人たちでは、80%にまでのぼった。

回答者は、「download-to-own」サービスに最も興味を持っており、ストリーミングサービスへの関心を示したのは、わずか35%であった。さらに調査では、たとえ合法的なファイル共有が可能となっても、特定のアーティストをサポートしたいために、CDを購入したり、ライブに行くことを継続するだろうということが示されている。

British Music Rightはこの調査を「今現在、音楽産業はしっかりとつかんでいるチャンスがある。この調査はいかに多くの回答者が音楽を愛し、価値を見出しているか、ということを示している。そして、それだけの価値を有していながら、現在のところマネタイズに繋がっていないということが強調される。」と結論付けている。

これまで再三述べてきたように、我々はこの結論にこれ以上ないくらいに同意したい。インターネットとファイル共有テクノロジーは(コピーの)製造とディストリビューションのコストを大幅に削減する。しかし、それでも価格は依然として変わってはいない。なぜか?それは音楽産業が自らの古いビジネスモデルにすがりついて離れないからだ。

音楽産業は、ファイル共有を敵視するのではなく、ファイル共有ネットワークをマネタイズすることに注力しなければならない。Sharing is good thing、ファイル共有から利益を上げるという大きな可能性がそこにはある。

調査結果は非常に興味深い。British Music Rightsのプレりリリースから、PDFファイルをダウンロードすることができる。多数の調査項目をグラフィカルに表現しているので、非常にわかりやすいかも(ただ、その分ひっかけがないか気をつけた方がいいかも)。

MUSIC: WHAT DOES THE “MYSPACE GENERATION” REALLY WANT? :British Music Right

いずれ、詳細に取り上げてみたいと思う。

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BitTorrentユーザの半数はテレビコンテンツを求めている

TorrentFreakによると、任意のいかなる時点においても、BitTorrentを利用するユーザの約半数がテレビ番組をダウンロードするために利用していることが示されているよ、というお話。こうした人気というのは、確かに米国内でのテレビ番組への需要、そうしたコンテンツのタイム/プレイスシフトへの需要が高いというのもあるのだけれども、BitTorrentでの需要の高まりというのは、米国外の英語圏の視聴者たちに支えられているところも大きいのかなと思ったりもする。米国外のユーザの大半は、米国での放送後に自国での放送やDVD発売までの時間差にヤキモキしているのだから。

原典:TorrentFreak
原題:50% Of All BitTorrent Downloads are TV-Shows
著者:Ernesto
日付:February 14, 2008

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RIAJの違法着うたサイト利用実態調査はちょっとずるいと思う

RIAJの違法着うた配信サイトからのダウンロードに関する調査が発表された。

この調査については、眺めているといくつか疑問に思うところがある。その辺のことと、着うた/着うたフルの違法サイトからのダウンロードの状況について考えてみたい。

まずはじめ疑問に思ったところから。このモバイアンケートのサンプルが真に携帯ユーザを代表しているか、ということ。もし、このアンケートが携帯向けリサーチ会社が行ったアンケートだとしたら、母集団とする人たちとサンプルとのケータイリテラシー、利用頻度、環境(パケット定額サービス加入の有無)の違いってのは出ると思う(重み付けも本調査前のスクリーニング用調査によって行われているし)。私なんかはケータイでインターネットなんてするタイプじゃないので、こういったアンケートに参加することはまずない。そもそもパケット定額サービスにでも入っていないとこういったアンケートサービスを携帯で利用しようとは思わないだろう。もし、そういったリサーチ会社をはさんでいるのだとしたら、このサンプルは、かなり携帯電話でインターネットを使いこなしていて、かつ多くの人がパケット定額サービスを利用しているサンプルだといえる。果たして一般化できるのか、と。調査の結果から、利用率にはほぼ変化は見られなかったが、母数が増大しているために、違法サイトからのダウンロード数の推定値が激増しているようにも見える。

以下、それぞれのページについて考えながら読み進んでみる。ちなみに今回は前半。

原典:RIAJプレスリリース
原題:違法な携帯電話向け音楽配信に関するユーザー利用実態調査【2007年版】
著者:社団法人 日本レコード協会
日付:2007年12月25日
URL:http://www.riaj.or.jp/release/2007/pr071225.html (PDF)
参考:違法な携帯電話向け音楽配信に関するユーザー利用実態調査 【2006年版】

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米国調査:DVDレンタル→コピーは都市伝説?DVDリップするユーザは全体の2%程度

NPD Group NPD Groupの調査によると、ほとんどの人がDVDのリッピングを行ってはおらず、DVDをレンタルしてコピーしているユーザ像というのは都市伝説だとしているよというお話。なぜ、DVDのリッピングをしないかについては、そのような手段を知らないからではなく、知っていてもリッピングが面倒で、時間がかかるものだと認識しているためであると指摘している。確かに、大量のディスクスペースを必要にもするし、現在の2層DVDの1層化(DLは単価高いし、更に時間が・・・)も面倒だったりするわけで、その辺は納得のいくところでもある。そう考えると、DMCAなんかできつく取り締まらなくても、単にコピー防止の技術を導入するだけで十分に効果があったとも考えられるよねぇ。まぁ、DMCAのおかげでそのような手段が一般的ではないのかもしれないけど。

原典:CNET News.com
原題:Report: DVD ripping less a threat than file sharing
著者:Greg Sandoval
日付:July 10, 2007
URL:http://news.com.com/8301-10784_3-9741917-7.html

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YouTube利用者数の推移とその利用実態:ビデオ共有サイトの行く末を考える

今回はYouTubeの利用者数の推移と、その利用実態についてのこれまでの記事を纏めるよ、という備忘録的なお話。いろいろ考える上では、こんなまとめ的なエントリが1つあると便利なのです。ということで、これまでものすごい勢いで利用者を集めるYouTubeのこれまでの利用者数の推移と、その利用実態についての調査を概観してみる。結論から言うと、やはりYouTubeの人気は増大を続けているし、その利用の多くは著作権侵害的な利用であった。では、現在著作権侵害的な利用を抑制することを求められているYouTubeをはじめとするビデオ共有サイトは、今後どうなっていくべきなのか、ということを考えてみる。

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BSA調査:若者の著作権侵害的ダウンロードの減少、3年前から半減

BSAの調査によると、若者(8〜18歳)のデジタル著作物の違法ダウンロードが、この3年で24%も低下しているよ、というお話。ソフトウェア、映画、音楽、ゲームのダウンロードが、若者の間で半減していることが調査の結果わかった。BSAは、子供たちを著作権侵害に関わるダウンロードを抑制する要因として、親の存在をあげており、子供のインターネット利用をしっかりと把握することが子供たちをそのようなダウンロードから引き離すのだ、といえるのかもしれない。とはいえ、それが子供たちの間での違法なインターネット利用を減少させていることと、どう関わっているのかは不明である。親がこれまで以上に気にかけるようになった、ネット利用者としての若者(8〜18歳)に占めるGeek(ヲタク)の割合が変化したから、合法的なサービスの多様化によって違法なサービスを利用しなくなった、などなど考えられはするけれど、やはり推測に過ぎないかな。

原典:Aviran's Place
原題:Study:Illegal Downloading Among Youth Drop
著者:Aviran Mordo
日付:May 22, 2007
URL:http://www.aviransplace.com/2007/05/22/study-illegal-downloading-among-youth-drops/

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米国調査:下落するCDセールス、お気に入りのアーティストはCDで、なじみのないアーティストはダウンロードで

IpsosIpsosの米国調査によると、4年前と比較して、CDセールスは15%も減少しているという。この調査結果は解釈が難しいところもあるのだけれども、多くの人がデジタル配信によって、CDの購入を躊躇するようになったようだよ、というお話。もちろん、それでもお気に入りのアーティストあれば、CDが購入される傾向が強いけれども、それほなじみのないアーティストに対しては、CD購入よりもダウンロードする人の割合が高い。

原典:Slyck,com
原題:CD Sales Continue Slide
著者:Thomas Mennecke
日付:May 2, 2007
URL:http://www.slyck.com/story1464.html

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欧州調査:欧州ブロードバンドユーザの45%がオンラインでテレビを視聴

Motorola これまでも、インターネットを介してテレビ番組を視聴する世界的な傾向について紹介してきたけれども、今回は欧州全体のブロードバンドユーザの45%が、オンラインでテレビ番組を視聴しているという調査結果が発表されたよというお話。この調査は、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペインで行われたらしく、最もその割合が大きかったのはフランスの59%、小さかったのはドイツの39%。少ないといっても、4割である。ネットを介したテレビ視聴の傾向は次第に強まってきているようだ。

原典:BBC News
原題:Online TV viewing 'on the rise'
著者:BBC
日付:2 May 2007
URL:http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/6617013.stm

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