BitTorrent:北京オリンピック開会式、1週間で100万回以上ダウンロードされる

2008年08月20日

以下の文章は、TorrentFreakの「Millions Download Olympics Opening Ceremony via BitTorrent」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Millions Download Olympics Opening Ceremony via BitTorrent
著者:Ernesto
日付:August 12, 2008

Zhang Yimouによって監督された2008年夏季オリンピックの開会式は、実にすばらしいイベントであった。ただ、誰しもがそれをライブで見る機会を得たというわけではない。しかし、それこそBitTorrentの活躍の場。オリンピック開会式の映像は、既に100万回以上ダウンロードされ、その数は日増しに増大している。

開会式の中でも最も人気があるのは、大容量5GBのHD版である。この記事を書いている間も6万人以上の人がtorrentをダウンロードしており、既に100万人以上がBitTorrentを利用して開会式をダウンロードしている。たとえ、それが全世界のテレビで視聴することができたとしても。

オリンピック開会式の他のリリースも同様に人気がある。たとえば、iPod用のバージョンであったり、SD画質晩のもの、トーチからの点火や花火などのHDキャプチャーなど。3つのオリンピック番組が、我々のウィークリーテレビダウンロードチャートに登場した。ただ、我々はそれを1つとしてカウントすることにした。

TV-torrentチャートのデータは、TorrentFreakがBitTorrentサイトから代表サンプルを集めたものである。この情報は教育的目的で公表されている。

我々がこの12月に行ったように、年末に年間最多ダウンロードTV番組のランキングを公表する。

Top Downloads August 03 - August 10


Ranking (last week) TV-show
1 (new) Olympics 2008 Opening Ceremony
2 (3) Weeds
3 (6) Eureka
4 (4) Generation Kill
5 (5) Burn Notice
6 (back) Psych
7 (back) So You Think You Can Dance
8 (7) Flashpoint
9 (9) In Plain Sight
10 (8) Mad Men

TransmissonにClutchが統合される:クライアントのリモート操作が可能に

2008年08月13日

以下の文章は、TorrentFreakの「Transmission BitTorrent Client Now Bundled With Clutch」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Transmission BitTorrent Client Now Bundled With Clutch
著者:enigmax
日付:August 07, 2008

人気のクロスプラットフォームBitTorrentクライアントのTransmissionは、新たなバージョンがリリースされ、他の複数の強化に加えて、Clutchがバンドルされることとなった。現在、ユーザは全てのWebブラウザから、torrentを遠隔でコントロールすることができる。

無料の、マルチプラットフォームBitTorrentクライアントのTransmissionはその人気を増大させており、多くの人から、高速かつ、軽量なソフトウェアであると評価されている。このオープンソースクライアントは、Windowsを除く複数のOSにて動作し、開発者によると、不必要な拡張を除いた機能を提供するよう設計されている。そして、このTransmissionは現在、UbuntuのデフォルトBitTorrentクライアントとなっている。

uTorrentを愛用するBitTorrentユーザは、これまでWebUI(Web User Interface)から、torrentを遠隔でコントロールすることができた。Transmission向けのWebUIとしては『Clutch』が知られている。この追加ソフトウェアは、世界中のどこにいても、どのWebブラウザを利用していても、インターネットに接続している限りは、Torrent転送をリモートでモニターしコントロールすることを容易にする。

これまで、TransmissionとClutchは別々に入手しなければならなかったが、この度のTransmission(v. 1.30とv. 1.31)のリリースでそれは変わることとなった。Clutchの開発者『Gimp』はこのように語っている。「Clutchプロジェクトが、Transmissionに統合したことをお知らせします。今後はClutchは単独でのリリースはありません。1.30以降のTransmissionにバンドルされることになります。もし、Transmissionの以前のバージョン用のClutchを必要とされているのであれば、clutchbt.comからClutch 0.4をダウンロードすることができます。ただし、そのリリースは今後サポートされることはありません。」

Transmissionの最新バージョンは、現在JSON-RPCプロトコルを走らせている。このプロトコルは、他のアプリケーション(Windowsベースのクライアントであっても)がtransmissionバックエンドと相互に通信することを可能にする。最新のTransmissionのバージョンには以下の追加、修正が含まれる。

-トラッカーアドレスの追加・削除
-複数トラッカーURLを含む.torrentの作成
- HTTP/FTP Seedingのサポート

Clutchは、「Preference」の「Remote」タブから利用可能にすることができる。

最後に、『Gimp』がコミュニティに呼びかけていることを紹介しよう。「(Transmissionに)統合したとはいえ、Clutchはまだまだスタートしたばかりのプロジェクトです。したがって、そこにはバグもあるでしょうし、足りない機能も多いでしょう。このメッセージは、Clutchのテストに参加できる人に、それをオープンに呼びかけるものでもあります。どうぞ、パッチや改善案を提示してください。今現在、Clutchには、皆さんが望む状態にまでClutchを作り上げるための十分の開発者も時間もありません。経験を時間のある方は、是非、ご協力をお願いします。」

GimpへのコンタクトはClutchフォーラムよりどうぞ。

uTorrent バージョン1.8 リリース、Mac版uTorrentの公開も間近

2008年08月10日

以下の文章は、TorrentFreakの「uTorrent 1.8 Released, Mac Version Coming Soon」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:uTorrent 1.8 Released, Mac Version Coming Soon
著者:Ernesto
日付:August 10, 2008

前バージョンの安定版をリリースして以降の6か月以上にわたる激務の末、uTorrentチームは、重要な改良や修正を含むuTorrent Verson 1.8をリリースした。さらに興奮させてしまうことになるが、我々は、Macバージョンのパブリックアルファがここ数週のうちにリリースされるという説明を受けた。

uTorrentは多くのBitTorrentユーザに好まれているクライアントである。昨年12月、我々は世界中のuTorrentユーザの数が、1年間で2倍以上になったと報じた。その時には、全Windows PCの5.1%にuTorrentがインストールされている、とのことであったが、この数はおそらく、これ以降さらに増大していることであろう。

前回の安定版uTorrent Version 1.7.7が1月にリリースされて以降、ユーザはこの新たなリリースを長らく待たされることとなった。しかし、その間、開発者たちは相当な努力を費やしてきた。Firon曰く「膨大な量」の追加、変更が実装されている。この最新版uTorrentのアップデートの中でも最も重要なものの1つに、built in IPv6のサポートがある。これは接続性、ひいてはパフォーマンスを向上させる。他の新たな機能としては、より簡便なVistaでのWindows Firewall登録や、torrent全体での新たな接続のディストリビューションの改善がある。

1.7.7からの旅路は非常に長いものであったが、今こうして1.8 stableがリリースされることとなった。uTorrentチームは、長らく待望されてきたMacバージョンのuTorrentの開発により多くの時間を費やすことになるだろう。uTorrent開発者のGreg HazelはTorrentFreakに、彼らがMacバージョンに既に1年以上にわたって取り組んできたが、、現在「より強いフォーカスを向けることになる」だろうと話してくれた。Macユーザにとってのグッドニュースとしては、Gregが最初のパブリックアルファバージョンのリリースが、ここ数週間のうちになされることをほのめかした、ということだろうか。

当初、uTorrentはLudvig Strigeusによって開発が始められ、最初のパブリックバージョンは2005年9月にリリースされた。その1年後の2006年12月、uTorrentはBitTorrent Inc.によって買収された。ただ、それは同社が関与する別のプロジェクトからは、セパレートされたままである。昨年、BitTorrent Inc.の社長であり共同設立者であるAshwin Navinは、我々にこう語っている。「uTorrent.comとuTorrentコミュニティはこれからもずっと存続します。それは力強く、そして成長を続けるでしょう。私たちは、フォーラムから提供されるフィードバックを高く評価しています。」

uTorrent 1.8はuTorrentのWebサイトよりダウンロードできる。また、変更、修正、追加のリストは、リリースをアナウンスしているフォーラムのスレッドにてみることができる。

080808:BitTorrentネットワーク上に揺らぐオリジナルなきソーシャルアート

2008年08月09日

以下の文章は、TorrentFreakの「080808, BitTorrent Meets Art Once Again」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:080808, BitTorrent Meets Art Once Again
著者:Ernesto
日付:August 08, 2008

お気づきにならなかった方もいらっしゃるとは思うが、今日は特別な日である。080808は単にオリンピックが始まる日なわけではない。080808は、あなたの身近なBitTorrentトラッカーでリリースされる、無検閲の新しい実験的アートプロジェクトの名でもある。

スウェーデンのアーティスト・映画制作者であるAnders Webergは、これまで世界中のいたるところで、さまざま芸術祭、ギャラリー、博物館で彼の作品を展示してきた。しかし、常ならぬことはであるが、彼はファイル共有ネットワーク上でもアートを作り出している。

2006年以降、AndersはWebサイトp2p-artを運営しており、そこで彼は、映画が共有されている限り、利用可能であるとアナウンスしている。すべての映像のオリジナルは削除されており、それらを共有し続ける人々が存在し続ける限り、映画は独占的にファイル共有ネットワーク上で利用可能となる。そして、本日、Andersは彼の最新の作品である、8時間8分8秒のオーディオビジュアル偏移、080808をリリースした。

「私は、インターネットにおける自由な情報拡散、共有の権利のためのシンボリックなアクションとして、080808を選択しました。」とAndersはTorrentFreakに語ってくれた。「ネットは自由であると思われています。しかし、それは世界中すべての国でそうだというわけではありません。本日、080808に始まるオリンピックを主催する中国がそうでしょう。」

Andersがこうしたリリースを行うのは080808が初の試みではない。2006年には、彼は『Filter』という作品を、翌年の2007年には『Transient』を、さらに今年初めには『Emphasis』という作品をリリースしている。これらすべての映画は、ファイル共有ネットワーク上にのみ存在する、そして、Andersが製作した映画はすべて削除されている。「オリジナルは存在しません。」

Andersは我々にこう語る。「私がリリースした他の映画は、いまだ存在し、Seedされています。私が2006年にリリースした最初の作品でさえそうです。これは私がこれを始めたときに予想していた以上のことです。しかし、Seedは多くはありません。いずれこれらの映画は完全に消え去ってしまうでしょう。しかしそれは、私にとって、プロジェクトが真に成し遂げられた瞬間でもあるのです。」

080808は、本日開始され、あなたのなじみのトラッカーで見つけることができるだろう。「映画をダウンロードしてください。そしてそれを見て、あなたが好きだと思ったら共有してください。さもなくばそれを即刻削除してください。」

なるほど、これはBitTorrentをディストリビューションの場としてのみとらえるものではなくて、BitTorrentネットワーク上にあり続けること、それ自体もまた、表現の一つとしているのだろう。Andersの手元には既に作品は存在せず、Seedもしていない。しかし、人々がそれをネットワーク上に共有し続ける限り、それは人々の前に姿を現す。

情報共有、ファイル共有の考えに打ちのめされた私にとっては、これは刺激的なソーシャルアートだと感じる。

「いずれこれらの映画は完全に消え去ってしまうでしょう。しかしそれは、私にとって、プロジェクトが真に成し遂げられた瞬間でもあるのです。」

Halite:軽量かつ高速なBitTorrentクライアント

2008年07月23日

以下の文章はTorrentFreakの「Halite, a Fast and Lightweight BitTorrent Client」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Halite, a Fast and Lightweight BitTorrent Client
著者:Ernesto
日付:July 21, 2008 

この3年の間、新たに人気を集めるBitTorrentクライアントは登場しなかった。そそして、uTorrent、Azureus、BitCometといった最も人気の高いクライアントは、合せて90%以上の市場シェアを持っている。新規参入クライアントにとって、これらの巨人たちに追い付くというのは不可能に近いと思えるだろう。が、Haliteには、若干のチャンスがあるかもしれない。

現時点では比較的未知なBitTorrentクライアント、Haliteは鉱物―平易な英語表現ではrock salt―から名付けられた。このオープンソースアプリケーションはアイルランド人 Eóin O’Callaghanによって開発された。プロジェクトは2006年に開始され、それ以来、機能の追加や修正が行われてきた。我々はこれまでHaliteの開発を追いかけてきたが、ここ数か月の間に、十分な機能を有しつつも、軽量なBitTorrentクライアントととなった。

Haliteの最大の強みは、使用するシステムリソースが最小であるということ。最新版のHaliteでは、使用メモリはわずか10,000KBであり、これは平均的なuTorrentメモリ使用量の半分程度、VuzeやBitCometト比較するとごくわずかである。

Haliteは、もっとも広範に利用されているBitTorrentクライアントのuTorrentが、BitTorrent Inc.に買収された後に、安定したユーザベースを得て開発を開始した。当時、多くのuTorrentユーザが彼らのお気に入りのクライアントが企業によって失われてしまうのではないかと戦々恐々としており、一部のユーザはそのアプリケーションを捨てたりもした。これらの懸念には何ら根拠がなかったことは明らかになったが、Haliteは確実のuTorrentの競合の1つとなった。

Haliteは、暗号化、選択ダウンロード、torrent作成など平均的なダウンローダーが必要とする機能はすべてサポートしている。これまでのところ、ディスクキャッシング、Seedingの優先設定、Torrentキューイングといった機能はサポートしていないが、これらとその他の機能はToDoリストにあり、将来的には実装される予定である。

Haliteのダウンロード速度は、VuzeやuTorrentのそれに匹敵する。一部の人々は、HaliteがuTorrentよりも劇的に速いと主張しているが、TorrentFreakがテストしてみたところ、そうした結果を再現することはできなかった。最も重要なのは、Torrentクライアントを正しく設定すること、にある。

全体的にみると、最小のシステムリソースで動き、基本的な機能がそろっていればよいという人々にとっては、Haliteは素晴らしいBitTorrentクライアントだと思うわれる。試してみる価値はあるだろう。

Halite screenshots

     

マレーシア:ホスティング企業がBitTorrentトラッカーを盗聴

2008年07月21日

以下の文章は、TorrentFreakの「ISP Secretly Copies BitTorrent Tracker Data」という記事の翻訳である。

原典:TorrentFreak
原題:ISP Secretly Copies BitTorrent Tracker Data
著者:Ernesto
日付:July 20, 2008

先月、マレーシアの大手ISP「Shinjiru」 は、政府からの圧力を受け、複数のtorrentサイトを停止させた。奇妙なことに、その数日後、そのうちのいくつかのサイトは何事もなかったかのように突然に復旧した。しかし、これらマレーシアを去らなかったサイトは現在、盗聴されている。

マレーシアでの一件が落ち着きつつあったように見えたとき、我々はtbkresources.orgのシスオペ(システムオペレータ)から、1通の非常に気がかりなメールをもらった。シスオペは、数日の停止期間ののち、サーバは突然復旧したのだという。そして「Shinjiruの請求部門と不正利用対応部門(abuse department)」との何度かのやり取りの末、"問題はなかった"ことを確信した。

しかし、シスオペの説明によると、この安心感は嘘であったことが明らかになった。「2日前、我々のボックスに突然、外部ディスクが(不細工なやり方で)装着されていることを発見した。忌々しいことに、同社の24時間サポートは、それについて2時間前まで知らなかったというんだ。彼らの法律部門によって、直接このディスクが装着されたにもかかわらずね。」

サーバの負荷が非常に高くなっていたため、シスオペは何か問題が生じていることに気付いた。当初、サポート部門が本当の問題について把握することができなかったが、数度のやり取りの末に、彼らはこのような心配な説明を返してきた。

Hi,

調査の結果、あなた方のサーバには著作権/torrentに関して不正利用のケースが関連していることを把握しました。あなた方のサーバは、私ども内部の法律部門の調査のために、アクセスされました。これは法律部門による突然の実行であり、私たちサポート部門は事前に知らされてはいませんでした。法律に関することですので、私どもにはこれに応ずるほかありません。より詳細な情報をお求めでしたら、不正利用対応部門までご連絡くださいませ。それでは。

Paul C.
Level 2 Support

そのようなわけで、Shinjiruが、通知もなく、BitTorrentトラッカーのデータを何らかの調査のためにコピーした、ということが判明した。ISPがデータを当局に提供するのかどうか、こうした措置を他のトラッカーでも行っているのかどうかは、現時点では定かではないが、いずれにしてもよい状況ではないだろう。

「おそらく彼らは彼らが把握しているすべてのサイトに対して同様の措置を講じていて、ユーザたちも記録されていることだろう。今回の件は、同社を出ていくには十分な理由だ。」とシスオペは語る。「我々は彼らのUSB接続されたディスクにあるデータを削除し、そこにためられた我々のサイトのバックアップも削除し、テーブルのデータもテーブル自体も削除し、我々のユーザの保護を確実にした。私が述べてきたように、これは一切の警告も同意もなく行われたものである。」

Shinjiruは再びマレーシア政府によって、圧力をかけられているのかもしれない。しかしそれでも、クライアントに無断で、そのデータをコピーするというのは奇妙な動きではある。未だに同社にてホストされているサイトは、この件に気付かねばならないし、それに対する適切な対処を取らねばならない。この件については、またいずれ。

なお、現時点でShinjiruに対するコメントの要請にはこたえてもらえていない。

この件に関する以前の記事はこちら。

BitTorrentは危険だと喧伝するファイル共有サービスRhever、でも実際は…

2008年06月07日

以下の文章は、TorrentFreakに掲載された『Be Afraid of BitTorrent, Very, Very Afraid』という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Be Afraid of BitTorrent, Very, Very Afraid
著者:enigmax
日付:June 06, 2008

Rheverという新たなファイル共有サービスが、ユーザを獲得するために面白い戦術を用いている。 それはBitTorrentやLimeWireのユーザを怖がらせ、そのサービスに乗り換えさせようとしているかのように見える。彼らのプロモーションビデオはなかなかに面白い。それは認めるところである。しかし、それでtorrentsを捨てて、それに乗り換えようと思うだろうか?全くそうは思えないのだが。

まぁ、冗談もほどほどに、というところだろうか。Rheverbネットワークには2,000万を超えるファイル、300TBのダウンロード可能なコンテンツがあり、1日にさらに2TBもの情報が増加し続けているという時に、誰がBitTorrentなどを必要とするだろうか。また、Rheverはすぐれた(Mac vs. Windowsを彷彿とさせる)プロモーションビデオ(以下で見ていくことになる)にて、LimeWire、Kazaa、そしてBram Cohenすらからかっている。まぁ、それでも良くて五分五分ってところ。

低速なダウンロードも、ファイルを探し出す際のウィルスやアドウェア/スパイウェアももうさようならです。Rheverアプリケーションは、皆さんが捜しているものを見つけるためのシンプルな検索エンジンを搭載しており、.torrentファイルを探すためにWebサイトをあっちいったりこっちいったりという必要はありません。

Rheverには申し訳ないが、彼らのブランドがインターネット「バズ(Buzz)」になってはいないし、人々がそれを試している、というわけでもない。一見すると素晴らしい製品に見えるがゆえに、逆に怪しくすら思える。検索をかけたとしても、見つかる情報の95%はプレスリリースであるし、それを見ても、彼らの新たなサービスに関して、人々を懐疑的にするだけであるようにも思える。

彼らは、恐怖、不確実性、疑いを生み出そうと、何度も何度もTorrentSpyの閉鎖を引き合いに出す。それが彼らの新たなビジネスのためになると信じているのだろう。

ローンチ」プレスリリースこそ、こうした大げさな恐怖戦略を非空けているが、それでもおかしく、紛らわしい声明が散見される。Rheverスパムは、たくさんのフォーラムに投稿され(例えばこれ)、またBitTorrentサイトの終焉を宣告する('Rhevert'とタグつけられた)「興味深い」記事やブログエントリがあったりもする。Diggですら、同社によってDiggされたRheverスパムから免れることはない。

さらに、Rheverは、他のP2Pネットワークが危険であるということを『証明する』ために、まったくもって疑わしい音楽産業統計を持ち出し、IFPIを『信頼できる業界アナリスト』だとしている。

まぁ、恐怖路線でうまくいかないとしても、コメディ路線でいけば、少しは利用者の獲得もできるかもしれない。Rheverは、既存のファイル共有ネットワークについて、Rheverの利点を紹介するいくつかの(全く馬鹿げた)プロモーションアニメを作っている。では、以下の「Rhever vs. LimeWire」というビデオを見てみよう。そこで言われていることには、Rheverは不可能を可能にした、つまり、ネットワーク上から完全にウィルスを根絶したんだとか。彼らの言葉で:

(Rheverの)60,000台のサーバはそれぞれ管理チームによって運用されている。彼らは危険なファイル―たとえばウィルスやフェイクアップロード、その他のネガティブなもの―がないかサーバを監視し、見つかり次第削除している。

LimeWire vs Rhever

BitTorrent vs Rhever このビデオの中で、Rheverネットワークの秘密が明らかになることだろう。

さて、Rheverは古き良きUsenetにアクセスを売っているようで、同サービスの加入者にコンテンツが欲しければ、NBZファイルを使用するようアドバイスし、それを得るために同社が運営する(現在は停止している)NZB.netを利用するよう推奨する。

Rheverの戦略が、人々が現在利用しているファイル共有メソッドの非合法性に訴えかけるものだということを考えると、彼ら自身の法的なポジションについては、全くもって無神経である。米国のNZBサイトはすぐに閉鎖されるようなものでしかないし、Usenetがいっぱいのパッケージを提供することに関しては、非常に勇猛であるといえる。

最後に、KaZaA vs Rhever

RheverはKazaaにバンドルされてたアドウェアを利用したがっているようである。WHOISしてみると、なかなかに面白いことが分かった。

Rhever.comNBZ.netはどちらも、JMH Mediaという企業によって所有されている。現在、JHM MediaはMySpaceBar.comドメインの所有者であり、それはScam.MySpaceBarマルウェアと関連していた。当然のことであるが、McAfeeも反応する

私はまったくもってこのRheverを試そうという気にはならないのだが、それでもあれだ、「やらねば得られず」だ!ということで登録してみたのだが、残念なことに何を入力してもエラーを吐く。そしてこの点についてのRheverフォーラム上での発言はこれだけ

価格についての言及がない。契約情報がない。規約、条件がない。企業情報がない。プライバシー条項がない。連絡先がない。住所の記載がない。

しかしそこに唯一あるのは、Rheverクライアント、それも「setup.exe」と呼ばれるものへのリンク…。

で、Rheverの恐怖喚起マーケティングは私に効果があったのかって?BitTorrentを手放すにいたるほどに恐怖を覚えるわけもなく。それよりむしろ、不確実性は、中に何が入ってるか分かりもしない「setup.exe」などインストールしたくはないという点でRheverにこそある。これは私がLimeWire/KaZaAユーザ時代に培った直観だ。私には、Rheverの戦略はただただ逆効果でしかないと思える。

さて、さらにThe Holy Grailを探すために2時間ほど費やしたが、同名映画に出てくるフランス兵の気持ちを理解するに至っただけであったと。まぁ、既にそれはわかってたことなんだが。

我々が本当に必要としているのは、適切な『BitTorrent vs. Rhever』のビデオを制作する優秀なアニメーターなのかも…。

Facebook上でBitTorrentをリモート操作

2008年06月02日

以下の文章は、TorrentFreakに掲載された『Manage Your BitTorrent Downloads on Facebook』という記事を翻訳したものである。

原典:TorrenFreak
原題:Manage Your BitTorrent Downloads on Facebook
著者:Ernesto
日付:May 22, 2008

最近、リモートでデスクトップコンピュータのtorrentを管理することを簡単にしてくれるuTorrent用のFacebookアプリケーションがローンチされた。さらに、アプリケーションはFacebook上でお気に入りのBitTorrentサイトの検索も可能で、リモートで新しいtorrentを追加することもできる。

このFacebookアプリケーションは、uTorrentのWebUIを利用している。WebUIはインターネットを介して、uTorrentとインタラクトし、リモートで操作することを可能にする。

以前にも、他のWebUIツール、たとえばuTorrentウィジェットやモバイル版uTorrent、そしてiPhone互換のWebUIなどを紹介してきた。uTorrent向けFacebookアプリケーションは、まさにuTorrentを別のアプリケーションに統合するための手段としての新たな1例である。

uFacebookのホームページは、uTorrentにロードされたすべてのtorrentをリストし、そこにはそれぞれのファイルの現在のアップロード、ダウンロード速度などの統計情報が含まれている。一度アプリケーションがインストールされると、ユーザはどこにいようとtorrentをリモートで開始、停止、削除、追加、さらには検索することすら可能となる。つまり、ユーザのPCがuTorrentを起動させているだけで。

uFacebookは、BitTorrentメタ検索エンジンMorrentを運営する人たちによって開発され、維持されている。このあぷりに加えて、Morrentチームは、iPhone用WebUIや、Windowsサイドバー用ガジェットの開発も行っている。

もし、このアプリを試してみたいなら、uTorrentのWebUIを利用可能にしなければならない。そのためには、「オプション-設定-高度な設定-ウェブUI」から詳細を入力する必要がある。FacebookアプリケーションのインストールとWebUIの設定についての詳しい解説はこちらにある。

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