P2Pとかその辺のお話

WinMXとかWinnyとか、日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。

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EU文化教育委員会、ISPによる著作物のフィルタリング、著作権保護期限の延長を認めず

EU昨年は、コンテンツ産業がISPに対する著作権対策を強く求めた一年であった。欧州においてもそれは例外ではなく、IFPIなどの著作権団体は、ISPによる違法コンテンツのフィルタリング、P2Pトラフィックのブロック、そしてThe Pirate BayやAllofmp3オルタナティブ等の特定サイトへのアクセスのブロックなどを義務付けるよう、EU議会に求め(PDF)、EU議会議員たちへのロビイングに奔走している。現在、そのような提案に対して、EU議会 文化教育委員会にて議論がなされているのだけれども、EFFのDanny O'Brienによると、これらの提案は同委員会で却下されたみたいだよというお話。ビッグニュースだわね。

原典:Ars Technica
原題:Proposed EU ISP filtering and copyright extension shot down
著者:Jon Stokes
日付:January 22, 2008

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WTO:アンティグアは米国の著作権を無視してよい(ただし2,100万ドルまで)

WTO(世界貿易機構)は、依然として国外オンラインカジノの規制を解こうとしない米国に対するアンティグアの訴えを認め、米国の知的財産権を無視することを許可し、それによって損害を補償することを認めた。と聞くと、Allofmp3のような音楽配信サイトを作って大儲けできるじゃん!と思うかもしれないが、その補償は1年間に2,100万ドルと制限されているために、それほど大きなことはできないというのが現状。

原典:The New York Times
原題:In Trade Ruling, Antigua Wins a Right to Piracy
著者:JAMES KANTER and GARY RIVLIN
日付:December 22, 2007

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著作権議論においてなぜ公益が軽視され、私益が重視されるのか

前回要約を紹介したIntellectual Privilege: Copyright, Common Law, and the Common Goodという本の、イントロダクションから第3章にかけての骨子がブログで述べられているのだけれど、それがまた面白いのでそちらも紹介するよというお話。現在、著作権ポリシーにおいて公益と私益の関係はバランスを欠いたものだと指摘されることも多いが、そのような状況がなぜ作り出されているのか、ということに興味深い指摘をしている。もちろん、公益を求める側の声というのは財政的、組織的な問題もあってとても小さく、一方で私益を求める側は財政的、組織的な面からより大きな声を上げることができるということもあるだろう。ただ、それと同時に、公益が、非常に曖昧な、数量化できない存在であるということもにあるのではないかという指摘をしている。

原典: Intellectual Privilege
原題: The Indelicate Imbalancing of Copyright Policy
著者:Tom W. Bell
日付:November 17, 2007
URL:http://www.intellectualprivilege.com/blog/2007/11/indelicate-
imbalancing-of-copyright.html

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『第三の手』による著作権ポリシー

著作権を寄り開放すべきだという議論がある一方で、著作権を寄り強固なものとすべきだという議論が存在する。その両者は対立することが多いのだけれども、Tom W. Bellという、以前に知的財産権を知的特権と呼ぶべきだと主張してた人が、そのどちらかによって著作権を扱うのではなく、その両者のバランスを取りうる第三の手によって行うべきだと主張しているというお話。その主張は彼の著作において展開されるようなのだけれども、現在執筆中ということもあり、要約と一部の章の草稿が公開されている。今回はその要約を要約したものをご紹介。

原典:Intellectual Privilege: Copyright, Common Law, and the Common Good
原題:Introduction: Copyright on the Third Hand
著者:Tom W. Bell
URL:http://www.intellectualprivilege.com/book.html

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『知的財産権』という言葉はわかりにくい?:『知的特権』 vs. 『知的独占権』

前回の記事に前後して面白い記事を発見したのでご紹介するよ、というお話。『知的財産権』という言葉は、なかなかに直感的に理解しにくいこともあって、別のつけるべきじゃ?という意見がある模様。そのような1人が新たに『知的特権』というタームを持ち込もうとしているよというお話。この記事の筆者は、アカデミックな世界ではそういうのを好きな人もいるだろうけど、実際にはなじまないだろうね、と皮肉っている。で、その筆者がぴったりだと思うタームは『知的独占権』。両者を比較すれば、確かに特権よりはマシだわね。

原典:tech dirt
原題:Forget Intellectual Property -- Think Intellectual Privilege?
著者:Mike Masnick
日付:October 26, 2007
URL:http://techdirt.com/articles/20071023/133936.shtml

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レコーディングダイエットを誤解されたくなかったから、著作権侵害を持ち出したということ?

「以下の文章は「ノーカットで」という条件で引用・転載自由とします。 」というわけのわからないで出しで始まった岡田斗司夫の言い訳。説明しろ、といわれていることを自覚しておきながら、事の核心には触れず、ひたすらにクレームをつけた理由の説明に終始している。要約すると「岡田斗司夫が提唱するレコーディングダイエットと誤解されてしまう可能性のあるいいめもダイエットを利用して、レコーディングダイエットを間違った方法で試してしまう人たちにとって、不幸なことだからサービスを止めてしいとお願いした」というところだろうか。

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9歳のファイル共有ユーザの女の子から見たファイル共有、コピー、DRM

TorretFreakがどういう経緯かはわからないけど、9歳のファイル共有ユーザの女の子に対して、現状のインタビューを行っているよというお話。それほど深く考えずに、へぇ〜なるほどねぇ、という感じで読んだほうがいいかも。深読みしすぎるのもアレだしね。

原典:TorrentFreak
原題:Inside the Mind of a 9 Year Old File-Sharer
著者:enigmax
日付:October 21, 2007
URL:http://torrentfreak.com/inside-the-mind-of-a-9-year-old-
file-sharer-071021/

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いいめも問題:不正な著作権クレームによる脅迫的要求?

岡田斗司夫(の関係者?)が「いいめもダイエット」ってサービスにクレームつけて、サービスの停止に追い込んだってお話。事実関係は全然明らかにはされていないのだけれども、個人的には本当にこの著作権クレームが妥当だったのか、という点に注目している。特に、それが妥当ではなかった場合、どのような意図で著作権クレームを入れたのだろうか。今回のケースがそうだというわけではないが、どのような理由であれ、著作権を濫用、つまりは不正に主張し、それによって脅迫的な行為を行うということは絶対に許されてはならない。

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